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96話

「韓冰が言った。

「でも……あなたはお婆ちゃんであって、幼女じゃないでしょ!」林小涛は韓冰の問題点をズバリ指摘した。

「あんた……」韓冰は林小涛を指さしたまま、しばらく言葉が出てこなかった。

「韓冰姉さん、僕をここに連れてきたのは、こんな話をするためなの?事件の詳細を知りたいんじゃなかったの?泥棒を捕まえるんじゃないの?」林小涛が尋ねた。

「もう捕まえない!今夜はお婆ちゃんの機嫌が悪いの。あいつらには数日間自由にさせてやって、また今度捕まえるわ!」韓冰はそう言うと、くるりと背を向けて家に駆け戻った。

彼女が泥棒を捕まえたくないわけではなかった。ただ早く家に帰って出血がないか確認したか...