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870話

林小涛は追いかけると、その娘はまた素早く走り去った。しかも青龍山の方向へ向かって行くのだった。

娘が青龍山へ向かって走っていくのを見て、林小涛はますます彼女が雪月宮の者だと確信した。前回の白衣の女性も青龍山で現れたからだ。青龍山は、こういった世間を離れた達人たちが自分と話をするのに最適な場所だった。普段から青龍山に登る勇気のある人はおらず、ましてや真夜中ともなれば誰も近づこうとはしない。

青龍山には多くの未知の危険が潜んでおり、毒蛇や猛獣がいつ現れてもおかしくなかったが、楊秀瑩の最新情報を得るため、林小涛は意を決して追いかけていった。

しかし、青龍山に登ったものの、あの娘の姿はどこにも見...