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812話

彼女は林小涛に手を放すよう言いながらも、自分の手は林小涛の首をきつく掴んだままだった。

血罌粟が自分を放してくれないなら、林小涛だって手を放すわけがない。なぜ自分だけが手を放さなければならないのか!

彼は手を放すどころか、さらに激しく、血罌粟の弱点を掴み、揉みしだき、蹂躙し続けた。

言うまでもなく、この女殺し屋の二つの弱点はとても豊満で張りがあり、触り心地は極上だった。死ぬ直前にこれだけ手の欲求を満たせるなら、死んでも本望というものだ。

「んっ……あぁ……やぁ……」血罌粟は喘ぎ声を漏らしながらも、両手は林小涛の首を必死に締め付けていた。下の方まで汚されたのだから、上も汚されても...