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764話

「首長、そんなことを言わないでください。あなたは国の大黒柱です。あなたの命は国家の安危にかかわる重要なもの。私、韓冰はただの派出所の小さな警察官に過ぎません。私なんか死んでも惜しくありませんよ。それに、今は無事じゃないですか。ただ腕を怪我しただけですから」と韓冰は言った。

「君のような人材が、ただの派出所の警察官というのは、あまりにも才能の無駄遣いだ。もしこの危機を脱することができたら、必ず君を抜擢するつもりだ」と蒋嘯虎は言った。

「危機を脱してからの話にしましょう」韓冰が蒋嘯虎を救ったのは、出世のためではなく、自分の職責だと思っていたからだった。

「君は人格が正しく、正義感に溢れている...