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718話

林夢雨が手錠をかけられた瞬間、世界が崩れ落ちるような感覚に襲われた。周りの景色が一気に暗闇に包まれ、何が起きているのか理解できなかった。

「冤罪です!このバッグは私のものじゃありません!誰かが私のカバンに入れたんです!」林夢雨は必死に叫んだ。

「現行犯で証拠も揃っている。何が冤罪だ。連行しろ。話は署で聞く」先頭の警官がそう言うと、すぐに数人の警官が前に出て、林夢雨を連行し始めた。

「絶対に誰かが私を陥れたんです。きちんと調べてください!私は学生です、どうして麻薬なんて売るわけがありますか?」林夢雨は涙を流しながら訴えた。

警官たちは彼女の言葉に耳を貸さず、そのまま彼女をパトカーへと押し...