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703話

「ふん、お前が身を捨ててでも姉さんを救いたいというなら、それに越したことはないがな」林小涛は淡々と言った。

「このクソ野郎、まさかお前もそんな卑怯な奴だったとはな。本気で俺を火の中に突き落とそうってのか?」林傾城は怒りを露わにして罵った。

「姉さんを救うためなら、俺は手段を選ばない。俺にとっては、姉さんが何よりも大切だからな」林小涛は言い切った。

「俺は自分を犠牲にしてまでお前の姉貴を救ったりしないぞ!」林傾城は断固として言った。

「わかってる、だから対策は考えておいたさ」林小涛は言った。

「どんな対策だ?」林傾城は尋ねた。

「奴の策にのって、さらに策を仕掛ける。局中の局を設けて、...