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68話

「詩詩姉さんのような優しくて美しい娘は、完璧な美しさのまま大切に家に飾っておくべきだ」

そう思うと、林小涛は強い意志力で自分の体を林詩詩の上から離し、そして言った。「詩詩姉さん……何をしようとしてるの?」

林詩詩は林小涛の心の内を知らず、艶めかしく息を荒げながら言った。「小涛、あなたとの子供が欲しいの」

ここまで来たら、彼女はもう遠回しな言い方をせず、林小涛に自分の目的をはっきりと告げたのだった。

二十四年間貞操を守り続けてきた林詩詩だったが、今は男性を強く求めていた。たとえ子供ができなくても、自分の大切な初めてを林小涛に捧げるのは、あのクズ男・陳品文よりずっといい。これぞ「肥やしは他...