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67話

思いが及んだ瞬間、林詩詩は唇を噛み締め、林小涛に背を向けたまま、両手で壁を支えながら、ゆっくりと腰を折り曲げていった……

自分の最も秘めた部分を、すべて林小涛の目の前に晒して....

林小涛はたちまち血の気が上り、その瞬間に理性は霧散し、残ったのは人間の最も原始的な衝動だけだった!

彼はずっと女性を得ることに狂おしいほど憧れていたではないか?今がチャンスだ、しかも詩詩姉さんの初めてなのだ!

そう思うと、すでに獣のように血が沸き立っていた林小涛は、まるで何かに取り憑かれたように林詩詩に近づいていった……

林詩詩はここまで誘惑すれば、林小涛がどんなに鈍感だとしても、男としての本...