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648話

「へへへ、お嬢ちゃん、いいところを突いてきたね。誰でも知ってる話だ。この傾城バーの後ろには龍のご大尊が控えてるってな。普段なら、この俺様、李虎がここで暴れるなんてとても考えられねえよ。酒を飲みに来るだけでも、恭しく傾城姉さんって呼ばなきゃならねえんだからな。でもよ、今はあんたの守り神のご老人は、あんたの面倒を見てる暇なんかねえんだよ」

髭面の男は得意げな表情を浮かべた。「教えてやるよ、龍のご大尊だって広南市でちょっと威張ってるだけのことさ。京城のあの大家族の前じゃあ、ふん、犬みたいに尻尾振ってるだけだ。そういや、龍のご大尊はあんたの義理の父親だって？まあ、その『義理』って関係がどういう意味な...