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555話

赤信号を無視した人たちはみな、顔面蒼白になり、中には足がガクガクと震えて地面に崩れ落ちる者もいた。

この教訓で、二度と信号無視などしないだろう。

数百メートル先まで車が一台も見えなかった道路なのに、突然ベントレーが飛び出してくるなんて...まさに閻魔様の前を通り過ぎたようなものだ。

「隣に座れ!」

林小涛はそう命じた。自分の運転技術がこれほど優れているなら、もう命を叶暁珊に預ける必要はない。この娘の運転する車に乗っているのは、刺激が強すぎるというものだ。

もちろん、林小涛は叶暁珊を抱きかかえながらでも運転できる自信があった。特に彼女のまだあどけない尻が、自らの既に昂ぶってい...