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551話

「

先ほどの一幕を、林詩詩はしっかり目にしていた。彼女は林小涛の人柄を信じていた。自分の弟は決してそんな卑劣で下品な輩ではない。

このとき、周囲の学生たちが次々とこちらに視線を向けてきた。許静薇はこれ以上恥をさらしたくなかったので、すぐに足早に立ち去った。

しかし彼女の親友である葉暁珊は残って林小涛に食ってかかった。「この変態！私の薇薇姉さんにセクハラするなんて、死にたいの？」

「小三さん、本当に故意じゃなかったんだよ。さっきお前たちは話に夢中で全然前を見てなかっただろ？薇薇姉さんが自分から俺の手にぶつかってきたんだ。どうして俺が悪いことになるんだよ？」林小涛は、こういう胸の大きな校内...