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550話

広南大学の門前に着いたとき、ちょうど下校時間で、大勢の学生が校門から途切れることなく次々と流れ出てきていた。

林詩詩は青春の息吹に満ちあふれた学生たちが校内から出てくる様子を見て、つい、このような素晴らしいキャンパスライフに憧れを感じずにはいられなかった。本来なら自分のものだったはずの大学生活だったが、残念ながら当時はさまざまな理由で叶わなかったのだ。

林小涛は幼い頃から知的障害があり、学校にも通ったことがなかった。そんな彼も、美しい女子学生たちが傍らを通り過ぎるのを見て、思わず心の中で感嘆の声を漏らした。「キャンパスライフって本当に素晴らしいなぁ!」

そのとき、背の高い美しい女子...