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51話

袋の中には賭け台のお金だけでなく、自分が勝ち取ったお金も入っている。彼女に没収されたら、今日の賭け事が無駄になってしまう。絶対に渡すわけにはいかない!

「小涛、そこで止まりなさい!そのお金の袋を置いていきなさい!」韓氷は追いかけながら叫んだ。

林小涛はそれを聞いてますます困り果てた。心の中では草泥馬が一万頭駆け巡る思いだった。「おばさんよぉ、俺の家が貧乏だってわかってるだろ?姉ちゃんがお金がなくて借金を返せず、陳品文に嫁がされそうになってるのも知ってるだろ?この袋には四万元以上入ってる、借金の半分くらいは返せるんだ。持って帰らせてくれたって死ぬわけじゃないだろ?俺がバカだってことを考えれば...