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465話

しかし、今は人命が危機に瀕している。林小涛は躊躇している暇などなかった。一秒でも遅れれば、欧陽清は毒が回って命を落としかねないのだ!

「悪いけどな、恨むなら自分を恨んでくれ。どこでもいいから針に刺されろってのに、よりによってこんな場所かよ」林小涛は独り言を呟きながら、欧陽清の白いブラウスのボタンを外し始めた。そして手を彼女の背中に回し、ブラジャーのホックを外していった……

その絶景を目の当たりにして、林小涛の呼吸は荒くなり、鼻血が出そうになるのをどうにか堪えた。

林小涛には針の先端は見えなかったが、その真っ白な肌の中に暗赤色の血の点が一つ見えた。毒針はブラジャーを貫通し、完全に欧陽清の右...