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453話

「大丈夫、痛みに耐えてね。始めるわ」林小柔は柔らかく言うと、眉をひそめながら林小涛の太ももの傷口を開き始めた。

これは林小柔にとって初めての抜弾手術だった。経験は全くない。彼女は看護師であり、抜弾手術は常に医師が行うもので、彼女は一度も関わったことがなかった。以前は簡単だと思っていたが、実際に自分がやってみると、とても難しいことを知った。

「あっ!」麻酔なしの林小涛は、林小柔の不器用な技術に耐えきれず思わず痛みで叫んでしまった。

「どうしたの?」林小涛の悲鳴を聞いた林小柔は、びっくりして急いで手を止めた。

「もう少し早く動かせないの?こんなにゆっくりゆっくり開くのは、もう耐えられないよ...