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436話

林詩詩は怖くて部屋の隅に身を寄せ、動くことさえ恐れていた。

「このままでは、林小涛が助けに来る前に、私たちが全滅してしまうわ。どうすればいいの?」韓氷が尋ねた。

「突破するしかない」欧陽清は冷ややかに言い放った。

「突破?私たち二人で、しかも林詩詩を守りながら、どうやって?」韓氷が問いかけた。

「私が前に出て突撃して道を切り開く。あなたは後方の守備と林詩詩の保護を担当して」欧陽清が言った。

「わかったわ、あなたの言う通りにしましょう」韓氷も部屋に閉じこもって成り行きに身を任せるつもりはなかった。このまま部屋に留まっていては、死ぬしかない。弾薬が尽きれば、敵はいずれ攻め込んでくるだろう...