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409話

韓冰は冒険して発砲する勇気などなかった。もし林詩詩に当たってしまったら、それこそ終わりだ。映画やテレビでこういった警察と犯人の対峙シーンでは、いつも銃を下ろすことを強いられるものだった。

高身長の強盗は韓冰が徐々に銃を下ろすのを見て、内心で喜びを噛み締めていた。彼女が一度銃を下ろせば、彼女たちの命は終わりだ。

高身長の強盗が胸の内で思い描いている時、ずっと韓冰の傍らで黙っていた欧陽清が突然、韓冰の手から銃を奪い取った。そして目に冷たい光を宿し、高身長の強盗に向かって一発撃った!

「バン——」突然の銃声が山林の静寂を引き裂いた。

あまりにも突然の出来事に、韓冰も林詩詩も、そして高身長の強...