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407話

その時、強盗の乗ったワゴン車が突然停車した。

欧陽若冰は急ブレーキをかけ、一定の距離を保って停車した。韓冰はすぐに車から飛び降り、銃を取り出した。

その瞬間、ワゴン車の前後のドアが同時に開き、背の低い強盗が金の詰まった大きな袋を手に、背の高い強盗は林詩詩を人質に取りながら車から降りてきた。

「もう逃げられないぞ!武器を置いて降伏しろ!」韓冰は銃を構えながら二人の強盗に向かって叫んだ。

「バン!」

「バン!」

二人の強盗は何も言わず、ほぼ同時に韓冰に向けて発砲した。二発の銃弾が韓冰に向かって飛んでいく。

韓冰は強盗が人質を取っているのを見て、むやみに発砲できなかった。彼女は道路の真ん...