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403話

「そんなにきつく抱きつかなくてもいいだろう?」林小涛が言った。

「あんたが速すぎるからでしょ!もう知らない、死ぬなら一人で死ぬわけにはいかないんだから!」韓冰が怒りながら言った。

「後ろから抱きついてるのはお前だろ。結局、誰が誰の盾になるんだ?」林小涛が言った。

「あなた……」韓冰は言葉に詰まった。今の姿勢では、確かに自分の方が彼の盾になっているようなものだ!

その時、林小涛は前方遠くに猛スピードで走る軽バンを見つけた。

「0434D」林小涛は前方の軽バンのナンバープレートを読み上げた。先ほど街で見かけた強盗の車のナンバーそのものだった。

しかし韓冰は林小涛の言葉を「あなたは34D」と聞き間違...