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388話

これは林小涛が初めて林詩詩と唇と唇を重ねた瞬間だった……これって詩詩姉さんの初キスを奪ったことになるのかな？いや、違う。彼女の初キスはさっき欧陽清というこの女性に奪われたばかりだ。

しかも欧陽清は同時に林詩詩の胸を圧迫していた。

懸命な処置の甲斐あって、林詩詩はようやく意識を取り戻した。

「あっ、小涛、何してるの？」林詩詩は目を開け、目の前で自分の口に息を吹き込もうとしている林小涛を見て、慌てて彼を押しのけ、動揺した様子で尋ねた。

林詩詩がそう言い終わるや否や、自分の胸が誰かに両手で押さえられていることに気づいた。驚いて目を上げると、自分の胸に手を当てていたのは、なんとあの新任女教師の...