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368話

「でも、一つの出来事だけじゃ何も証明できないわ。他には?」

「前に青龍湾で水浴びしてた時、あなたがヒルに噛まれたでしょ。僕がそのヒルを取ってあげたんだ。その後、あなたはヒルがその場所から入ってきたんじゃないかって心配して、僕に見張り役をさせて、自分はトウモロコシ畑に行って、自分で何回か指を入れて確かめたんだ」林小涛は自分が本物の林小涛であることを証明するために、こうした秘密の出来事まで話さなければならなかった。

「あっ!どうしてそんなこと知ってるの?」李婉婷の顔はさらに赤くなった。

「だって僕が林小涛だからさ。あの時、うっかり一瞬だけ見てしまって、それで知ったんだ」林小涛は言った。

「...