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273話

この小さなパンツはまさに白雪湘のもので、さっき彼女が急いで逃げる時に落としていったものだった。

林小涛はそのピンク色の小さなパンツを手に取ると、まだ白雪湘の香りが残っていた。切実な欲求を抱える彼の頭の中には、思わず卑猥な考えが浮かんできた。

ちょうどその時、玉蜀黍畑から逃げ出したばかりの白雪湘が不注意で突然転んでしまった。

「あっ!」白雪湘は転んだ際に痛みの声を上げた。

青龍湾で水浴びをしていた林夢晴は、岸の玉蜀黍畑の近くから声が聞こえてきたのに驚き、大声で問いただした。「誰?出てきなさい!」

玉蜀黍畑に隠れていた林小涛は二姉の怒鳴り声を聞いて仰天した。まずいまずい、二姉に見つかって...