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266話

考えているところに、林小涛は驚きの目で白雪湘が目を細め、唇を軽く噛み、右手の平を下腹部から下へと滑らせていく様子を目にした……

この状況を見た林小涛は大いに驚いた。白雪湘はまさに自らを傷つけようとしているではないか。こんな極上の炉鼎が、彼女自身の手で台無しになってしまうなんて、なんとももったいない!

「ふん……」そう思い至り、林小涛は慌てて咳払いをし、堂々と青龍湾へと歩き出した。この白雪湘は二十六歳にもなって嫁ぎ遅れ、寂しさに耐えかねて自分を慰めようとしているのだろう、それは理解できる。だがそれほど寂しいのなら、自分が手を貸してもいいではないか。ついでに白虎の女性と双修するとはどんな効果が...