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187話

「よし、じゃあ先に部屋で横になっていて。すぐに薬を作るから」と林小涛は言った。

「うん、じゃあベッドで待ってるね」林詩詩は艶やかに微笑んだ。

「……」林小涛は顔を真っ赤にした。この言葉は妙な想像をさせすぎるだろう。もし鄭小飛たちに聞かれたら、誤解されてしまうのでは?

林詩詩が部屋に戻った後、林小涛はすぐに傷跡用の様々な薬草を取り出し、調合を始めた。

薬が出来上がると、小涛はそれを持って林詩詩の部屋へ向かった。

そのとき林詩詩はベッドにうつ伏せになり、布団で体を覆っていた。

「詩詩姉さん、薬ができたよ。上着を脱いでくれる?」と林小涛は言った。

「もう脱いでるわ。布団をめくれば見える...