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1254話

しかし、林小涛は真っ白なシーツに点々と付いた血の跡を見て、まるで雪の上に散った梅の花のようだと、一瞬頭が真っ白になった。昨夜の出来事は、すべて現実だったのか?

林小涛は狂喜し、急いで服を着ると、部屋を飛び出して大声で叫んだ。「二姉さん、姉さんが昨夜僕に会いに来てくれたんだ!やっと姉さんに会えたよ!」

その時、林夢晴と羅修蘭はすでに起きていて、二人は宮の外に立って景色を眺めていた。

「小涛、本当なの?」林夢晴は驚いた表情で尋ねた。

「本当だよ!間違いない!姉さんはこの近くの深い山の中にいるんだ。だから僕たちがずっと探してもみつからなかったんだ!」林小涛は言った。

「それは良かった!で、...