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1219話

「曾天行が言った。

「それじゃ、言った意味がないじゃないか?」巫通天は少し腹立たしげに言った。

「いや、俺には使える方法がある」曾天行が言った。

「どんな方法だ?」巫通天が尋ねた。

「簡単なことさ。お前が功力を俺に伝えれば、地階初期の二人分の功力を合わせることで、『狂龍呑月』の技を存分に発揮できる。そうすれば形勢逆転、一撃であの小僧を倒し、奴の宝剣と風花宮の宝、そしてあの女たちも手に入れられる」曾天行が言った。

「どうやって伝えるんだ?」巫通天が尋ねた。

「お前が両手で俺の背中を押して、功力を俺の体内に流し込めばいいだけだ!」曾天行は呆れたように言った。こんな単純な伝功の方法すら教...