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1206話

青龍山に登ると、林小涛はまた尋ねた。「秀莹、雪月宮って一体どこにあるの?」

「青龍山を回り込んで、西に2キロほど行くと、山間の谷があるわ。雪月宮はその谷の中にあるの」と楊秀莹は答えた。

「そうか、じゃあ直接雪月宮まで送ってあげようか!」と林小涛は言った。

「ダメよ、あなたはまだ正式に雪月宮の人間じゃないから、雪月宮に足を踏み入れることはできないわ」と楊秀莹は言った。

「そうなんだ、わかったよ」雪月宮の人に行くなと言われては、林小涛もどうすることもできなかった。

中腹まで登り、前回楊秀莹が銃で撃たれた場所に来ると、林小涛は当時の光景を思い出し、楊秀莹が撃たれた様子や自分の悲痛な気持ちが...