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1178話

巫通地と張道旭たちは石の扉が開いたのを見ると、すぐさま駆け寄った。

しかし、彼らが石の扉の前に辿り着いた瞬間、轟という音とともに扉は再び閉じてしまった!

二人はヒヤリと冷や汗をかいた。もう少し早く駆け込んでいたら、扉に挟まれて粉々になり、肉醤になっていたところだった。

どうやら最初の設計者は、将来多くの者が宝剣を争奪しに来ることを予測していたようだ。この石の扉は一瞬だけ開き、扉の前に立っていた者を中に吸い込んでから素早く閉じるよう設計されていた。その目的は、棋局を解くことのできる縁ある者だけを剣の間に入れ、凡人たちを門の外に拒むためだったのだろう。宝剣が凡人の手に落ちることを防ぐた...