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1162話

江洲大学の選手は林小涛がまたもやゴールを飛び出したのを見て、林小涛が中盤まで駆け上がったところで、突然長いロブシュートを放ち、ボールを林小涛が守るゴールへと浮かせた。

その時、広南大学のゴールは無人となり、完全な空っぽのゴールとなっていた。

広南大学の選手たちも、場外の観客も皆青ざめた。やっと同点に追いついたというのに、この最後の瞬間にまた功を奏せず、試合に負けてしまうのだろうか?

しかし、林小涛は相手がロブシュートを狙うことをすでに計算済みだった。相手がキックした瞬間、彼は素早く自陣へと走り戻った。

彼が先ほどわざとゴールを飛び出したのは、相手にロブシュートを誘うためだったのだ。相手...