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1158話

そして、林小涛は自らの手で逆転劇を演じることを決意した。限られた時間の中で、驚くべき大逆転を成し遂げようと思ったのだ。

林小涛は再び相手のシュートを受け止めると、そのままボールを持って飛び出した。ゴールに戻る様子もない。

「おい、お前狂ったのか?早く戻ってゴール守れよ!」

「パス回せよ!キーパーがドリブルで何突っ込んでるんだ。これ以上失点が欲しいのか?」

「なんでこんな頭おかしいやつをキーパーにしたんだよ!」

広南大学の選手たちは、林小涛が自らドリブルで突破していくのを見て、口々に罵った。

林小涛は彼らの言葉に耳を貸さなかった。さっきまで何度もチャンスを与えたのに、彼らは得点を決め...