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115話

「詩姉さん、早く起きて!もう限界だよ」林小涛は、この心地よい感覚を味わいたい気持ちはあったが、自分の上に座っているのは詩姉さんだ。これ以上のことなど、とても許されるものではなかった。

林詩詩は自分のお尻の下に何か硬いものが突き刺さっているのを感じ、驚いて針のむしろに座ったかのように跳ね上がった。

昨夜、林詩詩は風呂場で林小涛に身を捧げる決心をしていたが、それは龍虎鳳大補湯を飲んだ状態での話だった。今、白昼堂々とこんなことが起きるなんて、恥ずかしくて居た堪れない。もし李婉婷に見られたら、恥ずかしさで死んでしまうに違いない!

林詩詩は辺りを見回したが、李婉婷の姿が見当たらず、慌てて声を上げた...