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1122話

美しい女性なんて、彼は沢山見てきたのだ。

「先輩、彼女いるんですか?」楊蜜がまた尋ねた。

「俺に彼女がいようがいまいが、お前には関係ないだろう」林小涛は不機嫌そうに言い返した。

その時、エレベーターのドアが開き、すでに5階に到着していた。

林小涛は潘婷と楊蜜をフロントデスクへと案内し、スタッフから一室の鍵カードを受け取ると、彼女たちを部屋へ連れて行った。

客室へ向かう廊下で、潘婷と楊蜜は薬の効果が強く出始め、ついに支えきれなくなって歩けなくなり、それぞれ左右から林小涛の腕につかまった。

「おい、少しは礼儀を守れよ。そんなにくっついてくるな」林小涛は慌てて言った。

「足に力が入らな...