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1062話

「もう遅いから、送っても母の休みを邪魔するだけよ。明日の朝起きてから送るわ」と江詩涵は言った。

「好きにすれば」と林小涛は答えた。

「さっさと降りなさいよ!私のベッドで寝ないで!」突然、江詩涵が怒り出した。

「お前の部屋にはベッドが一つしかないじゃないか。俺がお前のベッドで寝なかったら、どこで寝ろっていうんだ?」と林小涛は尋ねた。

「床で寝なさいよ!」と江詩涵は言った。

「詩涵姉さん、それは恩を仇で返すってものじゃないか!さっきまであんなに気持ちよく協力し合ってたのに、目的を果たしたとたんに、俺をベッドから追い出すなんて。あんなことまでしたんだから、一緒にベッドで寝たってい...