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1036話

「よし、約束だ!」と林小涛は言った。

「小涛、あんた本当にあの長髪とやり合うつもりなの?」と林夢晴が尋ねた。

「当然だよ。二姉さん、俺が傾城バーの株半分のためじゃなくても、あんたの恨みを晴らして、溜まった鬱憤を晴らさなきゃならないんだ」と林小涛は答えた。彼はもともと長髪と対決して二姉さんの仇を討つつもりだったのだ。傾城バーの株半分を要求するのは、ついでにやってきた好機に乗っただけだった。

昼に桃花村を出発し、三時間かけてここに到着した後、さらに二時間以上かけて林夢晴の傷を癒やしていたら、いつの間にか時刻は夜の七時になっていた。

「あの長髪はとても強いわ。私も二日前の夜、彼の一撃で重傷を...