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1034話

「林傾城は妹が死にかけていると言っていたはずなのに、林小涛はどうしてこんなに早く二番目の妹を助けることができたんだろう?」

「これが全部本当だったなんて、私、死にかけていると思ってたわ!」林夢晴も嬉しそうに言った。

「お姉ちゃん、今目覚めたばかりだから、体はまだ弱っているよ。あまり話さないで」林小涛はそう言いながら、引き続き林夢晴にエネルギーを送り続けた。

「小涛、あなたの手から何か出てるの? 電流みたいなものがあなたの手から私の体内に流れ込んでくるような感じがするんだけど」林夢晴は尋ねた。

「僕は今、超能力を持っているんだ。その超能力で姉さんの傷を癒してるんだよ」林小涛はとっさに林夢...