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588話

段天と段崖、そして徐彪らが土間の外に立ち、外に露出した蛇の頭を半分ほど見つめ、思わず立ち尽くした。

この光景はまるで不気味だった。この生き物は冷たい光を目から放ち、まるで尋常ならぬ存在のようだ。一体どこから現れたのだろうか？

秦越が門主を継承する日に現れて騒ぎを起こすなんて、この蛇はどうやって木箱の中に貔貅の印璽があることを知ったのだろう？

一匹の蟒蛇が欲に駆られ、この宝物を自分のものにしようとしているのだろうか？

「どうする、兄貴？蛇の口から宝を奪うか、それとも家を壊すか？」段天は外に出ている蛇の頭を見ながら尋ねた。

秦越は密かに唾を飲み込んだ。彼はその蛇の頭の二つの目に、人の心を震わせ...