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517話

焼肉屋の店主は秦越を半ば抱え半ば引きずるようにして、屋台の中央にある大きなテーブルへと連れ戻した。

秦越がまだ店主に礼を言おうとしたが、店主は先に彼を椅子に座らせた。そして他の者たちにもそれぞれ席に着くよう声をかけてから、自らも秦越の隣に腰を下ろした。

焼肉の店主は両手を振りながら、にこやかに一同に言った。「みんな若き英雄たちじゃないか。過去の確執を乗り越えて和解できるなんて、おめでとうと言わせてくれ。これから串と酒をおごるから、遠慮せずに思う存分楽しんでくれ」

秦越の向かいに座った徐彪は、身を乗り出して店主に手を振った。「早く早く、串と生ビールを全部持ってこいよ。俺たちは誰も遠慮なんか...