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501話

思いがけない冗談が段天に真剣に受け止められ、秦越は思わず驚いた。

だが段天はこの話題に乗り気になったようで、秦越の「誰も相手にしない」という言葉に反論した。「大哥、それはちょっと納得いかないな。俺たちだって何も欠けてるわけじゃないのに、なんで誰も相手にしないなんて言うんだ?」

秦越は彼を睨みつけたが、段天と段崖のこの二人の間抜けが自分をからかっているとは気づいていなかった。

「段天、言っておくが、あそこで売られてるのは美男子だけだ。お前らみたいな黒い商品じゃない」秦越はこう言って、兄弟たちが堕落の道を歩まないようにしたかった。

黒いと言われても段天は怒らず、相変わらず笑いながら言った。...