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419話

これから何が起こるのか、秦越と尤可儿には正確に予測できなかった。どんな結果を招くことになるのかも分からない。

意識が朦朧とし、欲望が高まるこの切迫した瞬間に、一方は与えたいと思い、もう一方は受け取ってもいいと感じていた。

尤可儿の一言が呆然としていた秦越を我に返らせた。彼は激しく頭を振り、牛のように荒い息を吐いていた。

「可儿、俺、俺、俺はどうすればいいんだ？」秦越は緊張して汗をかき、それが焦りからなのか要領を得ないからなのか分からなかった。

尤可儿はそこに横たわり、全身の力が抜け、かろうじて唇を噛んでいた。お兄ちゃんはどうしたの？こんなことまで私に聞くの？どう答えればいいの？これは私...