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360話

「国家功臣」という四文字は、どこに置いても泰山よりも重いものだ。特に英雄の真の姿を見た後では、その偉大さと素朴さをより一層感じるものだ。

しかし、それは蕭将軍自身の目には、大したことではなかった。

専門家がその少し重々しい言葉を口にした後、蕭将軍は手を振った。

「国家功臣と言われても、私など大したものではない。戦場で私たちの前から去っていった者たち、彼らこそが真の英雄だ。功臣の名は彼らにこそ与えられるべきものだ」

そう言いながら、蕭将軍は物思いに沈んだようだった。

部屋には一瞬の静寂が訪れ、少しして蕭将軍は言った。「戦後、私はこれだけ長く生きてきた。国は私に十分すぎるほど良くしてくれ...