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250話

「瓜皮帽の店主に道を塞がれ、秦越は思った。段涯に乱暴を働かせるわけにはいかない、ちゃんと話し合うべきだ。

虎穴に入らずんば虎子を得ず、ここはやはり相手の縄張りなのだから。

「店主さん、あなたがわざわざ私に古い品物について説明させたいというなら、じっくり道理を説明してあげましょう」と秦越は言った。

瓜皮帽の店主は全身を震わせ、「座りなさい。私のような良い品は、この通りでは二つとないんだ。人には面子があり、品物には名がある。私のこの二つの古い品の名誉を回復してもらわないとな」

秦越は鼻で笑いながら、紅木の羅漢椅子に再び腰を下ろした。

段涯は親分が座り直すのを見て、自分も座った。彼は親分に...