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121話

袁虎のような輩を相手にするなら、秦越にはまだ自信があった。

集団の上層部に人脈があるというだけで横暴に振る舞う奴など、どれほど威張っても所詮は張子の虎に過ぎない。

前から袁氏の叔父と甥の態度が気に入らなかったが、これまで懲らしめる機会がなかった。今日、袁虎が楚潇に手を出すところを目撃したのは、ちょうどいい機会だった。

秦越の腹案は、腎虚と遺精の症状を見せつけて、ついでに金をせびることだった。まさか彼が強情を張って、人を罵ったあとさっさと立ち去ろうとするとは。それで怒りに任せて銀針を取り出し、少し懲らしめてやったのだ。

袁虎がすでに自分に弱音を吐いたのを見て、やはり程雪瑶のことを考えなけ...