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100話

神秘な蠱毒術は主に中国南西部の苗族地域から発祥し、薬蠱と虫蠱に分けられる。程老が体内に持っているのはまさにその虫蠱だった。

秦の祖父は生前、蠱術について深い研究を持っており、しばしば秦越に何気なくその知識を語っていた。まさか今になってそれが役立つとは思いもよらなかった。

秦越は祖父から聞いた蠱毒に関する話を思い出し、解毒の方法を思案し始めた。

苗族の蠱術は古来より女性にのみ伝えられ、男性には伝えないという伝統があった。そして蠱毒の製造過程は非常に複雑で、特にこの虫蠱はそうだった。蠱師は同種の毒虫を多数集め、それらを一つの土器に入れて互いに共食いさせ、最終的に一匹だけが生き残る。この毒虫は...