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821話

「私の妻は魅惑的な赤い唇をきつく噛みしめながら、言葉を発していた。内容は断固とした決意を示すものだったが、吐息の合間に漏れる甘い声音が、いっそう誘惑的に響いていた。

林志山はそのときリモコンをソファに投げ捨てて立ち上がった。あの二つの玩具は、まだ妻の敏感な前後の入り口で容赦なく跳ね回り、震えていた。それに合わせて妻は腰を絶えず揺らし、無意識の動きであっても、強烈な誘惑を帯びていた。

「ベルトを外せ」林志山は極端に肥えた腹を突き出し、その小柄な姿が妻の前に立つと、妻のはいているピンヒールと比べて、彼がいかに小さく見えるかが際立った。

妻は前後からの強烈な刺激に必死に耐えながら、最初ほど躊躇...