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814話

この男が入ってくるなり、細く開いた目玉の見えない目で、セクシーな衣装を着た私の妻を値踏みするように見ていた。

彼は背が低いだけでなく、かなり肥満体で、上質そうな真っ白なシャツを着ていたが、あの巨大な腹がシャツを今にも破裂させそうだった。

シャツの裾はズボンに押し込まれ、ベルトでぎゅっと締め付けられているせいで、あの大きな腹がより一層誇張されて見えた。

低身長で肥満の体型に、顔はまん丸で、横肉が張っているとまでは言えないが、頬がぷくぷくしていて、何とも油っこく吐き気を催すような印象だった。

この男のハゲ上がった額と笑った時の表情といい、今の私は吐き気すら感じていた。

私の妻は背が高くスタイル抜群...