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558話

赵敏は三十七、八歳ぐらいだろうか。身長は百六十センチ少々で、長すぎず短すぎない髪を自然に下ろしている。体型は良く保たれ、太りすぎず痩せすぎずの、熟女特有の魅力的な風情を漂わせていた。

容姿は特別際立つというわけではないが、とても見飽きない顔立ちだ。最初は普通に見えるが、見れば見るほど味わい深さを感じる、そんな女性だった。さらに赵敏はスキンケアやメイクに凝る方で、いつも薄化粧をしているのに、どこか独特の魅力を放っていた。

普段、職場での赵敏は性格も気立ても良く、誰とでも打ち解けて話せる人だった。私とも冗談を言い合う仲だった。

しかし、これまで赵敏に何か評判の悪いところなど見たことがなかった...