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53話

「義兄さん、もう遊ぶのやめてくれない?」黎安は懇願するような口調で言った。

「まあいいだろう」江深は妥協案を示した。「今は上がって、十時にトイレで会おう。義兄さんが取り出してやるから」

「ひどい!」結局のところ、義兄は彼女を恥ずかしい思いをさせたいだけなのだ。

江深は彼女を押し出しながら、耳元でささやいた。「恥をかかせるためじゃない。義兄さんは刺激というものを体験させてあげたいんだ。これを試した後は他の男に興味が湧かなくなるはずだ、信じるか?」もちろん信じない!

黎安は自分が若くて活力に満ちていると思っていた。スタイルもいいし、美貌もある。義兄がどれだけハンサムだろうと、彼女より十歳も...