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51話

黎安は両足の間の震えがゆっくりと収まるのを感じ、彼女の心も次第に落ち着いてきた。そして浴室から出た。

黎安は寝るまで義兄の質問に答えることはなかった。この問題については、彼女はまだ考える時間が必要だった。

最初に考えるべきはもちろん姉の気持ちだ。今は連絡を取っていなくても、姉妹は姉妹、血の繋がった親族であり、連絡を取らないからといって関係がなくなるわけではない。

江深は朝早く起きて朝食を作った。冷蔵庫には卵、牛乳、パンがあり、彼はサンドイッチを作り、牛乳を入れて、テーブルに置いた。

黎安は起きて、義兄がダイニングテーブルに座りスマホを見ながら朝食を食べている姿を見て、その光景にかなり衝撃を受け...