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49話

江深は突然身を屈め、彼女の口元に残っていたケーキのクリームを唇で吸い取った。

黎安は目を丸くした。彼がこのように彼女の口元にキスするのは初めてだった。これまで彼が彼女にキスするときは、ほとんどが感情の高ぶりから、ついでに口元に蜻蛉返りのように軽く触れる程度だった。

だが今日は、彼女が息もできないほど深くキスしてきた。

彼は彼女が夢中になっている隙に、手を伸ばして彼女の柔らかな胸を掴み、揉みしだき始めた。先端の赤い蕾を指で摘まむと、彼女は刺激に耐えられず「うぅ」と鳴いた。その耳元で彼は囁いた。「柔らかくなって、大きくなったね」

黎安は手で彼の胸を押したが、彼は退かなかった。やっと義理の妹...