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31話

「あっ…!」黎安は驚愕のあまり自分の口を手で覆った。目の前の光景を信じることができない。そんな時、見覚えのある顔、戴維揚を見つけた。

戴維揚は仮面をつけながらも、黎安に向かって色っぽく目配せした。まるで「小安安、お姉ちゃんをどうやって気持ちよくさせるか、しっかり見ておけよ」と言わんばかりに。

黎安が状況を把握する間もなく、戴維揚はすでに姉の体に入り込んでいた。

戴維揚は彼女の頬を叩きながら尋ねた。「見てみろ、誰がお前を抱いてるか!」

姉は朦朧とした目で戴維揚を一瞥した後、何かを思い出したように笑いながら言った。「あら、維揚じゃない。私の妹を抱くように手配したはずだけど?どう?妹を楽しん...